AGA治療薬の海外製(個人輸入)の危険性と国内正規品との違い、選び方を解説【医師監修】
本記事はAGA治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
AGA治療を続けていくうえで、毎月の薬代は決して軽い負担ではありません。「成分が同じなら安い海外製で十分」と考え、個人輸入代行サイトをチェックする男性も多いでしょう。
本記事ではAGA専門医の視点から、海外製AGA治療薬の危険性を解説します。そのうえで、リスクなく安価に治療を続ける国内正規品のジェネリック医薬品の選び方をご紹介します。
- 個人輸入で出回っているAGA治療薬の約4割は偽造品であり、健康被害のリスクが極めて高い
- 海外製医薬品で副作用が出ても「医薬品副作用被害救済制度」は適用されず、治療費は全額自己負担になる
- リブラクリニックのオンライン診療なら国内正規品のジェネリック薬で、海外製と同等の低価格で安全にAGA治療可能
この記事の監修者
甲斐沼 明(かいぬま あきら)
前任の日髙士郎先生からの要望を受け、令和7年12月よりリブラクリニック目黒院院長に就任。長年の臨床経験を活かし、ED治療・AGA治療に取り組む。
海外製のAGA治療薬を探す前に知るべき3つのリスク
「安さ」に惹かれて海外製AGA治療薬に手を出した結果、薄毛が改善しないどころか健康を損なうケースが後を絶ちません。ここでは、安さでは帳消しにできない3つのリスクを詳しく解説します。
1. 偽造薬の混入率は約4割!「見た目」では判別不能
インターネット通販(個人輸入)で流通しているED・AGA治療薬には、驚くほど高い確率で偽造品が紛れ込んでいます。
ファイザー社やバイエル薬品など大手製薬会社4社による合同調査では、ネットで購入された医薬品の約4割が偽造品だったことが判明しています。
参考:<偽造ED治療薬4社合同調査結果>インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品
こうした偽造品はパッケージや錠剤の形状が精巧に模倣されており、一般の消費者が外見だけで本物かどうかを見分けることはまず不可能です。
成分がまったく入っていない「効果のない薬」であれば金銭的な損害で済みますが、過去にはペンキ、殺虫剤、不純物などの有害物質が含まれていた事例も報告されています。服用すれば健康被害に直結しかねません。
実際、2011年には奈良県でED治療薬の偽造品を服用した男性が意識障害を起こし、救急搬送される事例が発生し、厚生労働省からも注意喚起が出されました。
参考:模造医薬品による健康被害に対する注意喚起について(第2報)|厚生労働省
2. 『医薬品副作用被害救済制度』の対象外
国内で正規に処方された承認薬を使用し、重篤な副作用が生じた場合には『医薬品副作用被害救済制度』が適用され、国から医療費や年金が給付されます。
しかし、国内未承認の海外製医薬品はこの制度の対象外です。
『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは下記サイトをご覧ください。
医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
もし海外製の薬を服用して肝機能障害などで入院が必要になった場合、治療費は全額自己負担(10割負担)です。薬代を数千円節約しようとした結果、数十万円から数百万円の治療費を請求されるはめになってしまう可能性がある、ということです。
3. どこで作られたかわからず、衛生管理も品質も保証なし
日本国内で正規に流通する医薬品は、『医薬品医療機器等法』のもとで厳格に管理され、GMP(適正製造規範)基準に基づいて製造・定期査察が行われています。
参考:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 | e-Gov 法令検索
一方、個人輸入で流通する安価な海外製ジェネリックは、不衛生な環境で製造されていたり、適切な温度管理がなされないまま輸送されていたりする可能性も否定できません。
有効成分の含有量にバラつきがある製品や、製造過程で不純物が混入した製品も少なくないのが実情です。
実際に、個人輸入した医薬品が原因で動悸、頭痛、肝機能障害といった健康被害が発生し、最悪の場合には死亡に至った事例も厚生労働省から報告されています。
参考:個人輸入において注意すべき医薬品等について|厚生労働省
品質に問題のある薬を長期間服用し続けると、AGA治療の効果が得られないばかりか、予期せぬ体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。
なぜ『個人輸入代行サイト』はおすすめできないのか?
個人輸入代行サイトは、日本語で注文できるため手軽に感じられます。しかし、その手軽さには注意が必要です。
「代行業者」は薬の品質に一切責任を持たない
個人輸入代行サイトはあくまで「輸入の手続きを代行する業者」であり、医療機関ではありません。利用規約には必ず「製品の使用によるトラブルはすべて利用者の自己責任」と明記されています。
「メーカー純正保証」という表記があっても、その真偽を第三者が証明しているわけではありません。副作用が出ても相談できる医師はおらず、すべてを一人で抱え込まなければならない孤独な治療環境に置かれることになります。
配送遅延と税関トラブルの懸念がある
海外からの発送となるため、注文から到着までに2週間から1ヶ月かかることは珍しくありません。
さらに、個人輸入した医薬品が税関で止められる可能性もあります。「輸入制限品」に該当する場合や、容量・種類が法律の制限を超えている場合がその理由です。
たとえば、一度に複数人分の薬を輸入したり、禁止成分が含まれていたりすると、税関で差し止めや廃棄、場合によっては警告を受けることもあります。
AGA治療は毎日の継続が不可欠であり、「薬が届かないから数日間飲めない」という状況は治療効果を大きく損ないます。
オンラインクリニックでも要注意!海外製未承認薬を処方するケースとは
個人輸入だけでなく、オンラインクリニックで医師から処方された場合でも、その薬が国内未承認の海外製であれば救済制度は適用されません。
最近は「医師の処方だから安心」と謳いながら、実際には海外製の未承認薬を処方するクリニックが増えています。「クリニックで処方されたから大丈夫」と思い込まず、国内承認薬かどうかを必ず確認しましょう。
AGA治療薬の国内正規品と海外製の比較表
「海外製」のリスクと「国内正規品」の安全性を比較してみましょう。
この比較表から明らかなように、両者の間には価格以上の大きな違いが存在します。万が一のとき、自分の健康とお金が守られるかどうかに直結するのです。
| 特徴 | 国内正規品AGA治療薬 | 海外製AGA治療薬 |
|---|---|---|
| 承認機関 | 厚生労働省 | 各国の規制当局(日本の承認はなし) |
| 品質・安全性 | 日本の医薬品医療機器等法に基づき保証 | 保証なし(偽造品・不純物混入リスク) |
| 有効成分 | 規定量を正確に含有 | 不明(過剰・過少・含有ゼロの可能性) |
| 副作用被害救済制度 | 対象 | 対象外 |
| 入手方法 | ・病院、クリニックでの診療、オンライン診療 | ・大手クリニックのオンライン診療 ・個人輸入、輸入代行サイト |
安全と安さを求めるなら「国内正規品のジェネリック」×「オンライン診療」が正解
わざわざリスクを冒して海外製のAGA治療薬を選択をする必要はありません。いまは国内クリニックでも、安全な薬を低価格で手に入れられる環境が整っています。
ジェネリック医薬品(後発薬)なら安価で国内正規品の入手が可能
「クリニックの薬は高い」というイメージは、先発薬(プロペシアやザガーロ)に対するものです。特許期間が満了した現在は、東和薬品、富士化学工業、ヴィアトリス製薬、Meファルマといった信頼できる国内メーカーから安価なジェネリック医薬品が販売されています。
リブラクリニックでは、これらの国内正規品のジェネリック医薬品を採用しています。厚生労働省の承認を受けた薬なので、効果や安全性は先発薬と同等です。
AGA治療薬のオンライン診療でリブラクリニックが選ばれる理由
オンライン診療は、通院の手間なくプライバシーを守りながら、医師の診察を受けて安全な国内正規品を処方してもらえる現代的な治療法です。
ただし、すべてのオンラインクリニックが同じわけではありません。中には国内未承認の海外製のAGA治療薬を処方するクリニックもあるため、どこを選ぶかが重要です。
安全性を最優先するなら、処方する医薬品が「国内正規品のみ」であることを明示しているクリニックを選びましょう。
リブラクリニックはその条件を満たしたうえで、AGA治療の心理的・経済的ハードルを極限まで下げる仕組みを整えています。
- 安心の国内正規品のみ処方: 厚生労働省に承認された国内正規品のAGA治療薬のみを取り扱っています。海外製の未承認薬は一切処方しないため、偽造品や品質の懸念といったリスクはありません。
- 初診料・診察料は無料: 治療にかかる費用は、お薬代と送料のみです。初診料、診察料が無料であるため、経済的な負担を抑え、まずは専門医に相談するという第一歩を踏み出しやすくなっています。
- 面倒なアプリは不要、スマホで完結: 専用アプリのダウンロードといった煩わしい手続きは一切不要です。ウェブサイトのオンライン診療フォームから申し込み、あとは医師からの連絡を待つだけです。
- プライバシーへの配慮: 診察が電話で完結するだけでなく、薬の配送時にもプライバシーが守られます。荷物の発送元を「L商品センター」、商品名を「サプリメント」に変更することも可能なため、誰にも知られずに治療を始めたいというニーズにもしっかりと応えています。
個人輸入代行サイトと手間はほぼ同じで、「医師の診断」と「正規品の保証」がついてきます。
国内正規品のAGA治療薬の種類と正しい選び方
自己判断での薬選びは、効果が出ないばかりか副作用のリスクを高めます。医師の診察を受け、適切な薬を選択することが重要です。
フィナステリドとデュタステリドの違い
両者は作用機序が異なり、症状の進行度合いによって使い分ける必要があります。
- フィナステリド:一般的なAGA治療の第一選択薬です。5α還元酵素のII型のみを阻害します。
- デュタステリド:より強力な効果を求める場合に検討します。I型とII型の両方を阻害します。
リブラクリニックでは両方の国内正規品のジェネリック医薬品を取り扱っており、医師が患者さんの状態を見て最適な薬を処方します。
当院で取り扱いのフィナステリドとデュタステリドについて詳しくは下記ページをご覧ください。
- 当院で取扱のプロペシアジェネリック(フィナステリド錠)(東和薬品株式会社/富士化学工業株式会社/ヴィアトリス製薬合同会社) – AGA治療のリブラクリニック
- 当院で取扱のザガーロジェネリック(デュタステリド錠/カプセル)(東和薬品株式会社/Me ファルマ株式会社) – AGA治療のリブラクリニック
ミノキシジルとの併用について
「攻めの発毛」としてミノキシジル(内服・外用)を併用するのは効果的ですが、循環器系への副作用リスクが伴います。
特に内服薬(ミノキシジルタブレット)は国内どころか海外でも未承認であり、使用は推奨できません。海外製の高用量ミノキシジルを自己判断で服用することは極めて危険です。
当院で取り扱いのミノキシジルについて詳しくは下記ページをご覧ください。
ミノキシジルの効果と副作用、内服薬と外用薬の違いについて解説【医師監修】–AGA治療のリブラクリニック
国内承認薬の価格表(リブラクリニックの例)
国内承認薬でもジェネリックを選べば、費用は十分に抑えられます。以下はリブラクリニックの価格例です。
| 薬剤名 | 種類 | 価格目安(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド錠 | 国内後発品 | 3,000円台〜 /月 | プロペシアジェネリック |
| デュタステリド錠 | 国内後発品 | 5,000円台〜 /月 | ザガーロジェネリック |
| ミノキシジル外用 | 国内製剤 | 5,000円 /本 | 5%配合 |
まとめ
海外製医薬品の安さは魅力的に映るかもしれませんが、それは健康を担保にした安さということもできます。
4割もの偽造品リスクや副作用時の全額自己負担、これらを天秤にかければ、国内承認ジェネリックを処方してもらうことこそが、もっともコストパフォーマンスの高い選択肢だとわかるはずです。
当院で取扱の薬品
当院では、国内正規品のプロペシアとフィナステリド錠(プロペシアジェネリック)、ザガーロとデュタステリド錠/カプセル(ザガーロジェネリック)、ミノキシジル配合外用液5%、カルプロニウム塩化物外用液5%を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
- プロペシア(フィナステリド)とは?効果・副作用・費用から注意点まで専門医が徹底解説【医師監修】
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- 当院で取扱のザガーロジェネリック(デュタステリド錠/カプセル)(東和薬品株式会社/Me ファルマ株式会社)
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