ED治療薬を徹底比較|専門医が効果や費用、選び方を解説【医師監修】

本記事はED治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。

EDの症状にお悩みの方は、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。個人輸入などで起こる偽物のリスクはありません。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。

「最近、思うようにいかない」「パートナーを満足させられているか不安だ」。性機能に関する悩みは、男性にとってデリケートでありながら、決して珍しいことではありません。ED(勃起不全)は年齢を問わず、多くの男性が経験する一般的な医学的症状です。

この記事では、医療従事者の立場から、日本国内で承認されているED治療薬の種類、効果、正しい使い方、そして最も重要な「安全な入手方法」まで、皆様が抱える疑問や不安に一つひとつ丁寧にお答えします。

この記事を通じて、悩みを解消し、自信に満ちた日々を取り戻すための具体的な一歩を踏み出しましょう。EDは治療できる医療課題|悩みを自信に変える第一歩

ED(Erectile Dysfunction:勃起不全)とは、単に「全く勃起しない状態」だけを指すわけではありません。「性交時に十分な勃起が得られない、または維持できないために、満足な性交が行えない」と感じる状態であれば、それは医学的にEDと定義されます。

この記事の監修者

昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
目次※知りたい情報をクリック

    ED(勃起不全)は改善できる症状

    この課題は、適切な治療によって改善が期待できます。ED治療の目的は、単に身体的な機能を回復させることだけではありません。治療を通じて得られる最大のメリットは、失われた自信の回復と、パートナーとの良好な関係性の再構築にあります。

    この結果は、ED治療が心理的な満足感や生活の質(QOL)の向上に直結することを示しています。

    EDについて詳しくは下記記事もご参考ください。
    ED(勃起不全)治療とは?専門医がEDの正しい理解と治療選択のポイントを解説【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック

    【国内承認】5種類のED治療薬|効果・時間・費用と目的別選び方

    現在、日本の厚生労働省から製造販売承認を受け、医療機関で処方されているED治療薬は、主に5種類です。それぞれ製品名は

    • バイアグラ
    • シルデナフィル錠(バイアグラジェネリック)
    • バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)
    • シアリス
    • タダラフィル錠(シアリスジェネリック)

    となります。なお、かつて存在した先発医薬品の「レビトラ」は2022年に販売が中止され、現在は同じ有効成分を持つジェネリック医薬品(後発医薬品)のみが流通しています。

    5つの薬の特徴比較

    これら5種類のED治療薬は、それぞれに異なる特徴があり、個人のライフスタイルや求める効果によって最適な選択肢が変わります。まずは、各薬剤の全体像を把握するために、以下の比較表をご覧ください。

                                                                                   
    バイアグラ レビトラ シアリス
    バイアグラ錠 バイアグラ
    ODフィルム
    シルデナフィル錠
    (バイアグラジェネリック)
    レビトラ錠
    (国内販売終了)
    バルデナフィル錠
    (レビトラジェネリック)
    シアリス錠 タダラフィル錠
    (シアリスジェネリック)
    有効成分 シルデナフィルクエン酸塩 塩酸バルデナフィル水和物 タダラフィル
    形状 25mg
    バイアグラ25mg錠剤(表)の画像バイアグラ25m錠剤(裏)の画像
    50mg
    バイアグラ50mg錠剤(表)の画像バイアグラ50mg錠剤(裏)の画像

    ※25mgは2025年11月より刻印が「VIAGRA」「VGR 25」と変更されます。
    50mg
    バイアグラODフィルム50mg(表)の画像

    バイアグラODフィルム50mg(裏)の画像
    【FCI】
    25mg
    シルデナフィル25mg錠剤FCI(表)の画像シルデナフィル25mg錠剤FCI(裏)の画像
    50mg
    シルデナフィル50mg錠剤FCI(表)の画像シルデナフィル50mg錠剤FCI(裏)の画像


    【トーワ】
    50mg
    シルデナフィル50mg錠剤トーワ(表)の画像シルデナフィル50mg錠剤トーワ(裏)の画像
    国内販売終了【トーワ】
    10mg
    バルデナフィル10mg錠剤トーワ(表)の画像バルデナフィル10mg錠剤トーワ(裏)の画像
    20mg
    バルデナフィル20mg錠剤トーワ(表)の画像バルデナフィル20mg錠剤トーワ(裏)の画像

    【サワイ】
    10mg
    バルデナフィル10mg錠剤サワイ(表)の画像バルデナフィル10mg錠剤サワイ(裏)の画像
    20mg
    バルデナフィル20mg錠剤サワイ(表)の画像バルデナフィル20mg錠剤サワイ(裏)の画像
    10mg
    シアリス10mg錠剤(表)の画像シアリス10mg錠剤(裏)の画像
    20mg
    シアリス20mg錠剤(表)の画像シアリス20mg錠剤(裏)の画像
    【トーワ】
    10mg
    タダラフィル10mg錠剤トーワ(表)の画像タダラフィル10mg錠剤トーワ(裏)の画像
    20mg
    タダラフィル20mg錠剤トーワ(表)の画像タダラフィル20mg錠剤トーワ(裏)の画像


    【サワイ】
    10mg
    タダラフィル10mg錠剤サワイ(表)の画像タダラフィル10mg錠剤サワイ(裏)の画像
    20mg
    タダラフィル20mg錠剤サワイ(表)の画像タダラフィル20mg錠剤サワイ(裏)の画像
    料金 1錠あたり
    25mg:1,300円
    50mg:1,500円
    バイアグラ錠の料金について
    1枚あたり
    50mg:1,000円
    ODフィルムの料金について
    1錠あたり
    25mg:450円
    50mg:900円~
    シルデナフィル錠の料金について
    国内販売終了 1錠あたり
    10mg:1,400円
    20mg:1,600円
    バルデナフィル錠の料金について
    1錠あたり
    10mg:1,700円
    20mg:1,800円
    シアリス錠の料金について
    1錠あたり
    10mg:1,300円~
    20mg:1,400円~
    タダラフィル錠の料金について
    服用方法 性行為の45分~1時間前 性行為の30~1時間前 性行為の1~3時間前
    効果が最大になる時間 服用後1時間程度 服用後45分~1時間程度 服用後2.5~3時間程度
    平均継続時間 4時間(25mg)
    5時間(50mg)
    4時間~5時間(10mg)
    7時間~9時間(20mg)
    24時間(10mg)
    36時間(20mg)
    食事の影響 食事と一緒に服用すると効果が半減するので空腹時服用。食事の1時間以上前、食後は2時間以上空けての服用がおすすめ。
    バイアグラ錠と食事の影響について
    食事の影響は少ないが、油っぽい食事の場合はやや効果が下がるため間隔をあけての服用がおすすめ。
    バルデナフィル錠と食事の影響について
    食事の影響は最も受けにくい。但し、グレープフルーツジュースとの相性が悪いため注意が必要です。
    シアリス錠と食事の影響について
    お酒の影響 飲酒時の内服は可能ですが、ほてりや血圧低下などが起きやすくなるうえ、アルコール自体が勃起を低下させるため過度の飲酒は控えてください。
    バイアグラ錠とお酒の影響について
    シルデナフィル錠とお酒の影響について
    飲酒時の内服は可能ですが、ほてりや血圧低下などが起きやすくなるうえ、アルコール自体が勃起を低下させるため過度の飲酒は控えてください。
    バルデナフィル錠とお酒の影響について
    飲酒時の内服は可能ですが、ほてりや血圧低下などが起きやすくなるうえ、アルコール自体が勃起を低下させるため過度の飲酒は控えてください。
    シアリス錠とお酒の影響について
    タダラフィル錠とお酒の影響について
    副作用 顔のほてり、目の充血、鼻づまり、頭痛
    バイアグラ錠の副作用について
    シルデナフィル錠の副作用について
    顔のほてり、目の充血、鼻づまり、頭痛
    バルデナフィル錠の副作用について
    顔のほてり、鼻づまり、頭痛、消化不良、背部痛
    シアリス錠の副作用について
    タダラフィル錠の副作用について
    併用禁忌薬 ニトログリセリン等の硝酸剤及びNO供与剤、アミオダロン塩酸塩、sGC刺激剤、チトクロームP450 3A4誘導薬、降圧剤
    バイアグラ錠の併用禁忌薬について
    シルデナフィル錠の併用禁忌薬について
    ニトログリセリン等の硝酸剤及びNO供与剤、リオシグアト、CYP3A4を阻害する薬剤、クラスⅠA抗不整脈薬、抗ウイルス薬
    バルデナフィル錠の併用禁忌薬について
    ニトログリセリン等の硝酸剤及びNO供与剤、sGC刺激剤、CYP3A4阻害剤、α遮断剤、降圧剤
    シアリス錠の併用禁忌薬について
    タダラフィル錠の併用禁忌薬について
    特徴 世界で一番最初に開発されたED治療のパイオニア。知名度もあり根強い人気がある。 レビトラは国内販売終了になっており、ジェネリック版のバルデナフィルのみが流通している。ED治療薬の中で、即効性の高さが特徴的 他のED薬と比較して、長時間効果が続く。食事の影響を受けにくい。副作用の発現率も少ない。世界シェア第1位
    製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社 ヴィアトリス製薬株式会社 富士化学工業株式会社
    東和薬品株式会社
    バイエル薬品株式会社 東和薬品株式会社
    沢井製薬株式会社
    日本新薬株式会社 東和薬品株式会社
    沢井製薬株式会社
    添付文書 バイアグラ錠添付文書 ODフィルム添付文書シルデナフィル錠(FCI)添付文書
    シルデナフィル錠(トーワ)添付文書
    レビトラ錠添付文書バルデナフィル錠(トーワ)添付文書
    バルデナフィル錠(サワイ)添付文書
    シアリス添付文書 タダラフィル錠(トーワ)添付文書
    タダラフィル錠(サワイ)添付文書

    バイアグラ・シルデナフィル錠(バイアグラジェネリック)

    バイアグラ錠25mg/バイアグラ錠50mg
    シルデナフィル錠25mg・50mgVI「FCI」(富士化学工業株式会社)/シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」(東和薬品株式会社)
    バイアグラバイアグラODフィルムシルデナフィル錠VI「FCI」シルデナフィル錠OD錠VI「トーワ」
    販売元ヴィアトリス製薬合同会社ヴィアトリス製薬合同会社富士化学工業株式会社東和薬品株式会社
    当院での価格
    (1錠/1枚)
    25mg:1,300円(税込)
    50mg:1,500円(税込)
    50mg:1,000円(税込)25mg:450円(税込)
    50mg:900円(税込)
    50mg:1,000円(税込)

    当院では国内正規品のヴィアトリス製薬合同会社のバイアグラ錠とODフィルム、富士化学工業株式会社と東和薬品株式会社のシルデナフィル錠を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。

    バイアグラは1998年に世界で初めて開発されたED治療薬であり、その高い知名度と豊富な臨床実績から、初めて治療を受ける方にも安心感があります。

    1998年にアメリカのファイザー株式会社より販売され、日本では1999年から流通しました。現在は、製造販売元はヴィアトリス製薬に移管されています。

    後発品であるジェネリック医薬品(シルデナフィル錠)もあり、比較的安価に治療を始めたい方に大きなメリットがあります。

    また、携帯性に優れたアルミ包装のフィルムタイプ(バイアグラODフィルム)も存在し、水なしでスマートに服用したい場合に便利です。

    バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)

    バルデナフィル錠10mg・20mg「サワイ」(沢井製薬株式会社)/バルデナフィル錠10mg・20mg「トーワ」(東和薬品株式会社)
    バルデナフィル錠「トーワ」バルデナフィル錠「サワイ」
    販売元東和薬品株式会社沢井製薬株式会社
    当院での価格(1錠)10mg:1,400円(税込)
    20mg:1,600円(税込)
    10mg:1,400円(税込)
    20mg:1,600円(税込)

    当院では国内正規品である東和薬品株式会社と沢井製薬株式会社のバルデナフィル(レビトラジェネリック)を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
    バルデナフィル(レビトラジェネリック)の効果や副作用、服用方法について解説【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック

    なお、先発医薬品であるレビトラ錠は、国内販売停止となっておりますのでご了承ください。

    バルデナフィル錠の最大の特徴は、ED治療薬の中で最も即効性が高く、勃起時の硬さも最も強いとされている点です。服用後、早い方では15分ほどで効果が現れ始めるため、「今すぐに応えたい」という計画的な性行為や、ここ一番という大事な場面で非常に頼りになる薬剤です。

    食事の影響はバイアグラよりは受けにくいとされていますが、脂肪分の多い食事を摂ると効果が減弱する可能性があるため、服用前の食事には少し注意が必要です。

    シアリス・タダラフィル錠(シアリスジェネリック)

    シアリス錠10mg/シアリス錠20mg
    タダラフィルOD錠10mg・20mgCI(東和薬品株式会社)/タダラフィル錠10mg・20mgCI「サワイ」(沢井製薬株式会社)
    シアリスタダラフィルOD錠VI「トーワ」タダラフィル錠CI「サワイ」
    販売元日本イーライリリー株式会社東和薬品株式会社沢井製薬株式会社
    当院での価格(1錠)10mg:1,700円(税込)
    20mg:1,800円(税込)
    10mg:1,300円(税込)
    20mg:1,400円(税込)
    10mg:1,400円(税込)
    20mg:1,500円(税込)

    当院では国内正規品の日本新薬株式会社のシアリス錠、東和薬品株式会社と沢井製薬株式会社のタダラフィル錠を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。

    シアリスは、最大で36時間という圧倒的な効果の持続時間が特徴で、「ウィークエンドピル」の愛称でも知られています。金曜の夜に服用すれば、日曜の朝まで効果が期待できるため、週末の旅行やパートナーとゆったり過ごす時間に最適です。

    また、食事の影響をほとんど受けないため、服用のタイミングを気にする必要がありません。効果の現れ方がマイルドで、副作用も比較的少ないとされるため、より自然な形で効果を実感したい方や、副作用が心配な方に適しています。

    最適な薬を選ぶために

    これらの薬剤の選択は、単に医学的な効果だけでなく、個々のライフスタイルに深く関わります。ご自身の状況に合わせて選ぶことが重要ですが、最終的にどの薬が最適かを見極めるには、専門家である医師の診断が不可欠です。

    リブラクリニックのオンライン診療では、ご自宅から気軽に医師に相談し、専門的なアドバイスのもとで最適な治療薬を選択することが可能です。

    ED治療薬の正しい使い方|効果を最大限に引き出すための服用方法

    ED治療薬の効果を最大限に引き出し、安全に使用するためには、その作用機序と正しい服用方法を理解することが不可欠です。自己判断で誤った使い方をすると、効果が得られないばかりか、予期せぬ副作用を招くこともあります。

    ED治療薬はどのように効くのか?

    国内で承認されている3種類のED治療薬は、いずれも「PDE5阻害薬」というカテゴリに分類されます。

    • 勃起のメカニズム: 勃起は、性的興奮によって脳から指令が送られ、陰茎内の血管が拡張し、血液が流れ込むことで起こります。
      この血管拡張を促す物質が「cGMP」です。一方で、勃起を鎮める役割を持つのが「PDE5」という酵素で、この酵素がcGMPを分解することで勃起は収まります。
    • EDの原因と薬の効果: EDの状態では、このPDE5の働きが過剰になるなどして、cGMPが十分に機能できず、血流が不足しがちです。
      ED治療薬は、このPDE5の働きを阻害することでcGMPの分解を防ぎ、陰茎への血流を増加させやすくすることで、勃起をサポートします。

    効果を確実にするための5つの重要ポイント

    1. 性的刺激が不可欠

    ED治療薬は、服用するだけで自動的に勃起を促す「催淫剤」や「精力剤」ではありません。あくまで、性的興奮やパートナーからの刺激があった際に、自然な勃起を力強くサポートする薬です。リラックスした環境で、十分な前戯を行うことが効果発現の重要な鍵となります。

    2. 最適な服用タイミングを守る

    薬剤ごとに、体内に吸収されて効果がピークに達するまでの時間が異なります。

    • バイアグラ(シルデナフィル錠): 性行為の約1時間前
    • バルデナフィル錠: 性行為の約30分~1時間前
    • シアリス(タダラフィル錠): 性行為の約1~3時間前

    このタイミングを守ることが、最も効果的な勃起を得るために重要です。

    3. 食事の影響を理解する

    ED治療薬の効果は、食事の内容やタイミングに大きく左右されることがあります。特にバイアグラ(シルデナフィル錠)は、空腹時に服用することが原則です。脂肪分の多い食事(天ぷら、焼肉など)の直後に服用すると、有効成分の吸収が著しく妨げられ、効果が半減したり、効き始めるまでに時間がかかったりします。

    バルデナフィル錠も同様に、高脂肪食は避けるべきですが、バイアグラ(シルデナフィル錠)よりは食事の影響を受けにくいとされています。一方で、シアリス(タダラフィル錠)は食事の影響をほとんど受けないため、食事の時間を気にすることなく服用できるのが大きな利点です。

    4. アルコールは適量に

    適度な飲酒はリラックス効果をもたらし、精神的な要因によるEDにはプラスに働くこともあります。しかし、アルコール自体が中枢神経の働きを抑制し、勃起力を低下させる作用を持っています。過度の飲酒はED治療薬の効果を打ち消してしまうため、お酒はほどほどに留めましょう。

    5. 服用は1日1回まで、24時間以上の間隔を空ける

    どのED治療薬も、1日に服用できるのは1回1錠までです。効果が不十分だからといって追加で服用することは、血中濃度が過剰になり、重い副作用を引き起こす危険な行為です。次の服用までは、必ず24時間以上の間隔を空けてください。

    これらのルールを守ることが、安全かつ効果的なED治療の第一歩です。

    ED治療薬の副作用と対処法|頭痛やほてりが心配な方へ

    ED治療薬の服用を検討する際、多くの方が副作用について心配されます。しかし、副作用の多くは薬の血管拡張作用による一時的なものであり、薬が効いている証拠とも言えます。正しい知識と対処法を知ることで、過度な不安を和らげ、安心して治療に臨むことができます。

    主な副作用とその発生頻度

    ED治療薬の主な副作用は、顔のほてり、目の充血、頭痛、鼻づまりなどです。これらは、陰茎だけでなく全身の血管が拡張するために起こります。副作用の出やすさには個人差があり、薬剤によっても傾向が異なります。

    副作用が現れたときの具体的な対処法

    頭痛がする場合

    ED治療薬による頭痛は、市販の鎮痛剤で対処することが可能です。特に「ロキソニンS」や「カロナールA」といった鎮痛剤は、ED治療薬との併用が認められています。ED治療薬と同時に服用すると、頭痛が起こるタイミングで鎮痛剤の効果も現れるため効果的です。

    ただし、ロキソニンSなどのNSAIDsに分類される鎮痛剤は胃を荒らす可能性があるため、空腹時を避け、何か軽い食事を摂ってから服用することが推奨されます。

    顔のほてりや鼻づまりがする場合

    これらの症状は、薬の効果が薄れるにつれて自然に治まることがほとんどです。過度に心配する必要はありませんが、鼻づまりが気になる場合は、市販の点鼻薬を準備しておくと安心です。

    注意すべき稀な副作用

    ごく稀ですが、以下のような症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診する必要があります。

    持続勃起症(プリアピズム)

    性的興奮とは関係なく、勃起が4時間以上続く状態です。放置すると陰茎組織が損傷し、永続的な勃起障害に至る危険があります。

    急な視力低下や視野の異常

    NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)という重篤な目の病気の可能性がごく稀に報告されています。急に片方の目が見えにくくなるなどの異常を感じたら、すぐに医師に相談してください。

    副作用が不安な場合や、症状が強く出る場合は、自己判断で薬を中止するのではなく、医師に相談することが重要です。薬の種類や用量を変更することで、副作用を軽減できる可能性があります。

    【危険】個人輸入のED治療薬|安さの裏に潜む健康と法律のリスク

    インターネットで「ED治療薬」と検索すると、クリニックのウェブサイトに混じって、処方箋なしで購入できると謳う海外からの通販サイト(個人輸入代行サイト)が数多く見つかります。価格の安さに魅力を感じるかもしれませんが、その手軽さの裏には、あなたの健康を脅かす重大なリスクが潜んでいます。

    個人輸入に潜む3つの深刻なリスク

    1. 偽造品の横行と健康被害

    最も深刻なリスクは、偽造医薬品の存在です。製薬会社4社による合同調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品であったと報告されています。

    これらの偽造品は、有効成分が全く含まれていない、あるいは逆に過剰に含まれているケースや、不純物(プリンターのインク、塗料、覚醒剤成分など)が混入しているケースさえあります。

    このような偽造薬を服用すれば、効果がないどころか、予期せぬ重篤な健康被害を引き起こす恐れがあります。実際に、海外では個人輸入した偽造薬による死亡例も報告されており、厚生労働省も繰り返し注意喚起を行っています。

    2. 公的な救済制度の対象外

    日本国内で正規に承認・処方された医薬品を正しく使用したにもかかわらず、重篤な副作用が発生した場合、「医薬品副作用被害救済制度」によって医療費や年金などが給付されます。

    しかし、個人輸入した医薬品はこの制度の対象外です。万が一、健康被害が生じても、治療費はすべて自己負担となり、誰にも補償を求めることはできません。まさに「泣き寝入り」となるのです。

    『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは、下記サイトをご覧ください。
    医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

    3. 法的な問題

    医師の処方箋が必要な医薬品を、処方箋なしに販売・授与する行為は、医薬品医療機器等法(旧薬事法)で禁止されています。個人輸入代行業者は、この法律の抜け道を突いていますが、その行為は極めてグレーであり、トラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。

    安全な治療への唯一の道

    ED治療薬は、医師が患者一人ひとりの健康状態(心臓病の有無、血圧、服用中の他の薬など)を確認した上で処方するからこそ、安全性が担保されます。

    確実な効果と絶対的な安全性を求めるならば、選択肢は一つしかありません。それは、信頼できる医療機関で医師の診察を受け、国内で承認された正規品を処方してもらうことです。

    リブラクリニックでは、厚生労働省から承認を受けた国内の製薬会社が製造する正規品のみを取り扱っています。個人輸入のようなリスクは一切ありません。専門医があなたの健康状態をしっかりと確認した上で、最適な薬を安全に処方します。

    ED治療薬が効かない?考えられる原因と次のステップ

    「処方されたED治療薬を飲んでみたけれど、期待したほどの効果がなかった」――。このような経験をすると、がっかりしたり、自分にはもう治療法がないのではないかと不安になったりするかもしれません。

    しかし、諦めるのはまだ早いです。ED治療薬が効かないと感じる原因の多くは、薬そのものの問題ではなく、使い方が正しくないケースがほとんどです。

    ある報告では、一度効果がなかったと感じた方のうち、4割が医師による再度の服薬指導を受けて正しく服用することで、効果を実感できたとされています。

    以下は効果が出ないときに確認したい5つのセルフチェックリストです。もし効果を感じられなかった場合は、ご自身で振り返ってみてください。

    1. 食事のタイミングや内容は適切でしたか?

    バイアグラのように食事の影響を強く受ける薬を、脂っこい食事の直後に服用していませんか。薬の効果を最大限に引き出すための正しい服用方法(空腹時推奨など)が守られていたか、改めて確認しましょう。

    2. 十分な性的刺激はありましたか?

    ED治療薬は媚薬ではありません。服用しただけでは勃起せず、視覚や触覚などの性的興奮があって初めて効果を発揮します。リラックスした雰囲気の中で、パートナーとの十分なコミュニケーションや前戯があったかどうかも重要なポイントです。

    3. アルコールを飲み過ぎていませんでしたか?

    適量のアルコールはリラックスにつながりますが、飲み過ぎは神経の伝達を鈍らせ、勃起そのものを妨げます。薬の効果を上回るほど飲酒していなかったか、見直してみましょう。

    4. 服用した薬の用量は適切でしたか?

    安全のため、医師は初回に低用量から処方することがあります。もし低用量で効果が不十分で、かつ副作用が気にならない程度であれば、医師と相談の上で用量を増やすことで効果が得られる場合があります。自己判断で量を増やすのは危険ですので、必ず医師に相談してください。

    5. 薬との相性が合っていない可能性は?

    ED治療薬はそれぞれ作用の仕方に個性があります。例えば、バイアグラでは効果が弱くても、バルデナフィル錠やシアリスなら十分に効果を実感できる、というケースは珍しくありません。医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが、健やかな未来のために非常に重要です。

    来院不要のオンライン診療はED治療薬の安全かつ便利な入手方法

    ED治療薬は、その効果と安全性から医師の処方が必要な「処方箋医薬品」に指定されています。

    これは、服用する方の健康状態や、他に服用している薬との飲み合わせ(併用禁忌)を医師が確認し、安全に使用できるかを判断する必要があるためです。

    しかし、多くの方が「クリニックに行くのは恥ずかしい」「仕事が忙しくて通院する時間がない」といった理由で、受診をためらってしまうのも事実です。

    このような心理的・物理的なハードルを解消し、危険な個人輸入に頼ることなく、安全かつ便利に治療を始められる方法が「オンライン診療」です。

    リブラクリニックでは、患者様のプライバシーと利便性を最優先に考えたオンライン診療サービスを提供しています。

    来院不要で、すべてが完結

    スマートフォンやパソコンがあれば、ご自宅など好きな場所から診察を受けることができます。予約から診察、決済、そして薬の受け取りまで、一度もクリニックに足を運ぶ必要はありません。

    プライバシーへの徹底的な配慮

    診察は顔を見せる必要のない電話で行います。また、お薬を郵送する際には、ご希望に応じて発送元をクリニック名ではない「L商品センター」、品名を「サプリ」などに変更することが可能です。ご家族や同居人の方に知られる心配なく、安心して治療を始められます。

    安心の国内正規品のみを処方

    リブラクリニックで処方するのは、厚生労働省に承認された国内の製薬会社が製造する正規品のみです。インターネット通販に蔓延する偽造薬のリスクとは無縁です。

    シンプルで分かりやすい料金体系

    初診料や再診料は一切かかりません。費用は、お薬代と送料のみです。さらに、お薬代が10,000円以上のご購入で送料が無料になるため、経済的な負担も軽減できます。

    面倒な手続きは不要

    専用アプリのダウンロードや複雑な設定は必要ありません。ウェブサイトの申し込みフォームに必要事項を入力するだけで、簡単に手続きが完了します。

    ED治療薬に関するよくある質問

    ED治療を始めるにあたり、多くの方が抱く疑問についてお答えします。

    Q. ジェネリック医薬品はなぜ安いのですか?効果や安全性は先発品と同じですか?

    A. ジェネリック医薬品(後発医薬品)が安い理由は、新薬(先発医薬品)のように莫大な研究開発費がかからないためです。先発医薬品の特許が切れた後、すでに有効性や安全性が確立された有効成分を使って製造されるため、コストを大幅に抑えることができます。

    効果や安全性については、国が「生物学的同等性試験」という厳格な試験を行い、「先発医薬品と治療学的に同等である」ことを確認した上で承認しています。したがって、有効成分の種類と量は先発品と全く同じであり、同等の効果と安全性が期待できます。

    ただし、錠剤の色や形、味などを決める添加物については、製造メーカーによって異なる場合があります。

    Q. ED治療薬と一緒に飲んではいけない薬はありますか?

    A. はい、あります。特に注意が必要なのは、狭心症や心筋梗塞の治療に用いられる「硝酸薬」(ニトログリセリンなど)です。ED治療薬と硝酸薬を併用すると、血圧が危険なレベルまで急激に低下し、命に関わる可能性があります。そのため、硝酸薬との併用は絶対禁忌とされています。

    その他にも、一部の抗不整脈薬や抗真菌薬、HIV治療薬など、併用が禁止されている薬があります。安全な治療のためにも、診察の際には現在服用しているすべての薬を必ず医師に伝えてください。

    Q. 健康な人が飲むとどうなりますか?

    A. EDではない健康な方がED治療薬を服用することは推奨されません。勃起力が増強されるわけではなく、頭痛やほてりといった副作用のリスクを不必要に負うことになります。

    また、「薬がないと勃起できないのではないか」という心理的な不安や依存(精神的依存)を生み出し、かえって自然な性行為に悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。

    Q. パートナーにはどのように伝えればいいですか?

    A. EDは非常にデリケートな問題ですが、一人で抱え込まず、パートナーと共有することが解決への第一歩です。

    伝える際は、相手を責めるような口調は避け、「あなたとの時間をこれからも大切にしたいから、一緒に考えてほしい」というように、二人の問題として前向きに話し合う姿勢が重要です。実際に、パートナーと協力して治療に取り組むことで、関係性がより深まったというケースも多く報告されています。

    Q. 女性が服用しても効果はありますか?

    A. いいえ、効果はありません。ED治療薬は男性の勃起のメカニズムに作用するよう設計されており、女性の性機能不全に対する有効性は科学的に証明されていません。また、女性が服用した場合の安全性も確立されていないため、絶対に服用しないでください。

    まとめ

    ED(勃起不全)は、決して特別なことではなく、適切な治療によって改善が期待できる医療課題です。

    この記事で解説したように、国内で承認されているED治療薬は、それぞれに特徴があり、医師の正しい診断と処方のもとで服用すれば、安全かつ効果的にあなたの悩みを解決し、失われた自信を取り戻す大きな助けとなります。

    リブラクリニックでは、来院不要のオンライン診療で、あなたの悩みに寄り添い、安全なED治療を提供しています。まずはお気軽にご相談ください。

    当院で取扱の薬品

    当院では、国内正規品のバイアグラとシルデナフィル錠(バイアグラジェネリック)、バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)、シアリスとタダラフィル錠(シアリスジェネリック)を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。

    当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代のみですので、お気軽にご相談ください。

    目黒院

    JR目黒駅から徒歩0分

    診療時間:10:00〜18:00

    新宿院

    JR新宿駅から徒歩3分

    診療時間:10:00〜19:00

    ※フリーダイヤルが繋がらない場合は固定電話におかけください。

    処方までの流れ

    • ご来院

      ご来院

      • ●予約不要
      • ●保険証不要
      • ●男性スタッフのみ
    • 受付・問診票記入

      受付・問診票記入

      • ●問診票の記入
      • ●服用中のお薬の確認
    • 診察

      診察

      • ●男性医師のみ
      • ●簡単な問診、説明
      • ●診察料は無料
    • 処方

      処方

      • ●院内にてお薬を処方
      • ●ご来院から処方まで5分

    オンライン診療

    リブラクリニックでは全国の患者様を対象に、来院される必要なく初診・再診問わず、お電話での遠隔診察後、ED治療薬・AGA治療薬をご自宅またはご指定の場所に配送いたします。

    オンライン診療時間

    目黒院10:00~17:30,
    祝日10:00~16:30

    日曜日は休診のため、診療予約はできません。

    新宿院10:00~18:30,
    祝日10:00~16:30

    水曜日・日曜日は休診のため、診療予約はできません。

    当院での処方

    ①当院と他クリニックとの違い

    当院は診察料無料です。一部の病院やクリニックにあるようなカウンセリング料や検査料などの費用を頂くことはありません。実際にかかる費用は「お薬代のみ」となります。

    また、全国の患者様を対象に、来院される必要なく初診・再診問わず、お電話での遠隔診察にてオンライン診療でお薬の処方が可能です。

    ②当院と他クリニックとの違い

    当院は自由診療のため、保険証に履歴が残りません。ご家族や会社の上司・仲間に気付かれることなく、治療を続けることができます。患者様のプライバシーは守られており、お薬も院内にて処方ですので気兼ねなくご相談ください。

    ③当院と他クリニックとの違い

    当院のED治療薬は「1錠」単位での処方が可能です。また、薬の使用期限が常に最新に保たれるよう管理をしております。

    当院は使用期限の迫ったお薬をサービス品やおまけとして患者様へ提供するようなことはしていないため、高品質・安全なED治療薬をいつでも処方可能です。

    当院は「1錠単位」の処方が可能です

    当院は「1錠単位」での処方が可能で450円からED治療薬の処方ができます。また、診察料は無料です。

    まずは「試しにED治療薬を飲んでみたい」といった患者様も多くいらっしゃいますので、是非、
    1錠から試したいなら当院へお気軽にご来院ください。

    クリニックによっては、一度にまとまった錠数
    (10錠単位など)の購入を勧めるなど、強引な診察・処方がされることもあるようです。

    専門クリニックで安心のED治療

    EDでお悩みの方は全国にたくさん居られます。「自分だけかも…」と一人で悩む必要はありません。当院の医師はあなたのEDの原因究明と適切なアドバイス、治療薬の処方でED解決を親身になってお手伝いします。

    当院はED治療20年以上の実績から多くの患者様に喜びの声をいただいております。

    受付

    安心・安全かつ確実にED治療を受けるためにも是非リブラクリニックへご来院ください。「男性スタッフ一同、お待ちしております!」

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