シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の副作用と注意すべき症状について解説【医師監修】
本記事はED治療の専門医院として20年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の副作用にお悩みの方は、適切な診療と最適な薬の処方をいたしますので、お気軽にオンライン診療をお申し込みください。来院不要でかかる費用はお薬代のみです。
この記事の監修者
プロフィール
昭和58年3月|東海大学医学部卒業、十仁病院皮膚科、慶和病院副院長を務め、平成16年リブラクリニック目黒院入局、平成22年よりリブラクリニック目黒院院長。ED治療薬、AGA治療薬の推進と適性治療に多数貢献。平成5年に医学博士取得。
座右の名は「努力こそ金なり」、趣味は釣り。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の一般的な副作用
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)はバイアグラと主成分は同じため、生じる副作用においてもほぼ同様となります。
個人差がありますが、約2~3割程度の方に
- 顔のほてり
- 目の充血
- 鼻づまり
などが出る場合があります。服用して30分~1時間後、効果が出始めるのと同時に発生します。
これらの症状はシルデナフィル(バイアグラジェネリック)の血管拡張作用によるもので、 お酒を飲んだ時に顔が熱くなり赤くなるのと同じようなものです。どれも一時的な症状ですのでご安心ください。
その他に
- 軽い頭痛
- 軽い色覚変化
- 軽い下痢
などがありますが、これらも一時的なものです。
「顔のほてり」が出た場合の対処法
顔のほてりは、一時的な局所温度の上昇が原因で起こるとされています。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)で顔のほてりが出た場合、身体を冷やせるように室温や衣類、寝具を調節しましょう。
どうしても気になる場合は50mgから25mgへ薬用量を減らすことも有効です。
「頭痛」が出た場合の対処法
頭痛は、脳の血管拡張により周囲の神経が刺激されることで起こるとされています。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)で頭痛が出た場合、痛みを感じたタイミングで消炎鎮痛作用のある痛み止めを服用しましょう。
顔のほてりと同様に、薬用量を減らすことも頭痛対策になります。
「胸やけ」が出た場合の対処法
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の作用により胃の平滑筋が弛緩すると、胃酸が逆流しやすくなり胸やけや胃の不快感が出ることがあります。
胸やけが生じた場合は、性行為の直後または翌日に胃酸を抑える働きがある胃腸薬を服用しましょう。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)を飲んですぐに胸やけが起こった場合は、同時に胃腸薬を服用しても問題ありません。
「それ以外の症状」が出た場合の対処法
その他にも、「軽い頭痛」や「軽い下痢」なども副作用として見られることがありますが、これらは頭痛薬や整腸剤との併用で解決できる傾向にあります。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)と頭痛薬や整腸剤の併用は問題ありませんのでご安心ください。
その他、気になる症状が出た場合は医師までご相談ください。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の注意が必要な副作用
ごくまれではありますが、副作用として注意が必要な症状が見られる場合があります。
- 動悸
- 不整脈
- 低血圧
- 視力低下
などの症状が見られた場合は、服用を中止し、医師までご相談ください。
また、以下の方はシルデナフィル(バイアグラジェネリック)を服用しないでください。
- 狭心症などで、硝酸薬(飲み薬・舌下錠・貼り薬・注射・吸入剤など)で治療中の方
- 不整脈で抗不整脈薬(アミオダロン塩酸塩)で治療中の方
狭心症の発作の治療によく処方されるニトログリセリンを飲んでいる方、貼り薬を貼っている方、吸入している方などは、血圧が危険なレベルまで下がり、死に至ることがありますので、絶対に服用しないでください。
こういった併用禁忌薬は他にもございますので、詳しくは下記記事をご覧ください。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の併用禁忌薬、処方禁忌について解説【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の副作用詳細
詳細については、シルデナフィル(バイアグラジェネリック)のインタビューフォームにまとめられていますが、下記のとおりです。
頻度不明 | |
---|---|
循環器 | 血管拡張(ほてり、潮紅)、胸痛、動悸、頻脈、高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫、心筋梗塞*、低血圧、失神 |
精神・神経系 | 頭痛、めまい、傾眠、昏迷、異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力 |
肝臓 | AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少 |
消化器 | 悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛、おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害 |
泌尿・生殖器 | 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続、勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患 |
呼吸器 | 鼻炎、呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息、鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎 |
筋・骨格系 | 関節痛、筋肉痛、骨痛、背部痛 |
皮膚 | 発疹、そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑 |
血液 | ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症 |
感覚器 | 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害、眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明、霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴 |
その他 | CK(CPK)増加、疼痛、熱感、BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症、過敏性反応、感染症 |
*因果関係は明らかではないが、市販後においてシルデナフィルクエン酸塩製剤投与後に心筋梗塞が発症したとの報告がある。
まとめ
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)は厚生労働省により医療用医薬品として指定されており、日本国内での処方は医師による診断が必要な薬品です。
併用禁忌薬に関しては正しく理解し、用法用量を守って服用するようにしてください。
当院では国内正規品の富士化学工業株式会社のシルデナフィル錠VI「FCI」と、東和薬品株式会社のシルデナフィルOD錠「トーワ」を処方しております。
処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の処方と服用方法【医師監修】 – ED治療のリブラクリニック
また、もちろん先発医薬品であるバイアグラも取り扱いしており、国内正規品のヴィアトリス製薬株式会社のバイアグラ錠、ODフィルムを処方しております。
処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
バイアグラの処方と服用方法 – ED治療のリブラクリニック
当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代のみですので、お気軽にご相談ください。