デュタステリド錠/カプセル「トーワ」とは?東和薬品のザガーロジェネリックの基本情報を解説【医師監修】
本記事はAGA治療の専門医院として23年以上の実績がある、リブラクリニックが制作したものです。
AGA(男性型脱毛症)治療で先発医薬品ザガーロを使っているけれど、毎月のお薬代をもう少し抑えたい。
そんなときに候補に挙がるのが、東和薬品が製造販売する後発医薬品、デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」とデュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」です。
ただし「ジェネリックは本当に同じように効くのか」「錠剤とカプセル、どちらを選べばいいのか」と迷う方は少なくありません。
本記事では、デュタステリド錠/カプセル「トーワ」の臨床データから見た効き目、錠剤・カプセルの選び分け、そしてリブラクリニックでの処方価格まで順番に解説し、納得して切り替えられるよう判断材料を整理しました。
- デュタステリド錠/カプセル「トーワ」はザガーロと臨床的に同等で価格は約半額
- 2024年発売の錠剤版は錠径7.1mmで飲み込みやすく経皮吸収も遮断
- 当院では錠剤1箱5,500円、カプセル1箱7,000円から処方
この記事の監修者
甲斐沼 明(かいぬま あきら)
前任の日髙士郎先生からの要望を受け、令和7年12月よりリブラクリニック目黒院院長に就任。長年の臨床経験を活かし、ED治療・AGA治療に取り組む。
東和薬品のデュタステリド錠/カプセル「トーワ」とは?基本情報と剤形展開
デュタステリド錠/カプセル「トーワ」は、国内大手のジェネリックメーカー東和薬品が製造販売するAGA治療の後発医薬品です。
先発医薬品ザガーロと同じ有効成分デュタステリドを1錠(1カプセル)あたり0.5mg含み、5α-還元酵素(男性ホルモンの代謝に関わる酵素)阻害薬として男性型脱毛症の進行を抑える目的で使われます。
同じ成分でカプセル版と錠剤版の2剤形を扱っている点が、他社製ジェネリックにはない大きな特徴です。
国内大手ジェネリックメーカーとしての東和薬品の取り組み
東和薬品は国内ジェネリック医薬品の大手メーカーで、品質試験を経た正規医薬品を医療機関や調剤薬局に広く供給しています。本社は大阪府門真市にあり、後発医薬品メーカーとしてはトップクラスの生産規模を誇ります。
ジェネリック医薬品に対しては「品質や効果が先発品より劣るのではないか」と不安に感じる方は少なくありません。当院でも、ザガーロからの切り替えを考えている患者さんから同様のご相談をいただきます。
東和薬品は国内大手のジェネリックメーカーとして品質試験を経て製造販売しており、先発品と同じ品質基準をクリアした正規医薬品です。
東和薬品は包装にも工夫を施しています。PTPシートには切り取り式の管理ラベルが付き、シート裏面には「この薬を割らないこと」「男性成人のみ服用のこと」と注意事項が明記されています。
ご家族が誤って手に取った場合のリスクを下げるための安全設計です。
参考:デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」 添付文書・インタビューフォーム|PMDA
販売名の「ZA」が示すものと0.5mg規格を選ぶ理由
販売名末尾の「ZA」は、先発品ザガーロ(Zagallo)を標準製剤として開発されたAGA向けジェネリックであることを示す識別記号です。
正式な販売名は「デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」」「デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」」と表記されます。
デュタステリドという成分は、AGA治療薬のザガーロ(0.5mg)だけでなく、前立腺肥大症治療薬のアボルブ(0.5mg)にも使われています。
両者は適応疾患も処方される医療機関も違うため、医療現場で取り違えが起きないよう、AGA向けのジェネリックには「ZA」というザガーロ標準を示す記号がつけられています。
「ZA」が販売名に入っていれば、AGA治療向けに開発された製剤だと判別できます。
ザガーロとアボルブの違いについては、別記事でくわしく解説しています。
関連記事:ザガーロとアボルブの違いとは?AGA治療での適切な選び方を専門家が解説【医師監修】
関連記事:ザガーロ(デュタステリド)の効果や副作用、服用方法と注意点を解説【医師監修】
カプセル版と錠剤版の2剤形を扱う意味
東和薬品は、飲みやすさの好みに応じて剤形を選べるよう、カプセル版と錠剤版の2剤形をそろえています。
先発品ザガーロは現在もカプセル剤形のみで販売されています。
一方の東和薬品は、既存のカプセル版を供給しながら、2024年1月10日に錠剤版(デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」)の承認を取得し、同年2月5日から発売を開始しています。
後発医薬品メーカーが既存のカプセル版に加えて、剤形違いの錠剤版を新たに開発・販売するのは珍しい動きです。背景には、患者さんが長く続けやすい治療環境を整えたいという開発意図があります。
東和薬品のデュタステリド錠/カプセル「トーワ」では、患者さんが自分の生活に合わせて剤形を選べます。これが他社製ジェネリックにはない特徴です。
デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」の錠剤シート・錠剤

デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」のカプセルシート・カプセル

先発品ザガーロとの違いと切り替えの安全性
デュタステリド錠/カプセル「トーワ」はザガーロと血中濃度・吸収速度のどちらでも同等と認められており、AGAへの治療効果も同等に期待できます。
「ジェネリックは安いから効きにくいのでは」という不安は多くの患者さんが感じる疑問ですが、ここからはPMDAに公開されている臨床試験データをもとに、効果と品質の根拠を見ていきます。
生物学的同等性試験で確かめた先発品との同等性

カプセル版の生物学的同等性試験では、トーワ製剤とザガーロのAUC・Cmaxが同等と確認されています。
ジェネリック医薬品が承認されるには、先発品と同じ薬物動態であることを生物学的同等性試験(体内で同じように吸収されるかを確かめる試験)で示す必要があります。
デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」も、健康な成人男性31名を対象にクロスオーバー法(同じ被験者に先発品と後発品を時期をずらして両方服用してもらう方法)で、空腹時の単回服用試験を行いました。
主要な指標であるAUC0-171hr(体内に吸収された薬物量の指標)は、トーワ製剤が88.2±60.2 hr・ng/mL、ザガーロが84.2±52.6 hr・ng/mL、最高血中濃度(Cmax)は、トーワが3.030±1.115 ng/mL、ザガーロが2.884±0.904 ng/mLでした。
AUC・Cmaxとも90%信頼区間(統計学的なばらつきの幅)がガイドラインの基準であるlog(0.80)〜log(1.25)の範囲に収まっており、2剤の体内での動き方は統計学的に同じといえます。
参考:デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」 添付文書・インタビューフォーム|PMDA
後から発売された錠剤版(デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」)も、同じくクロスオーバー法による生物学的同等性試験を経ています。
ザガーロカプセルとの同等性が確認され、2024年1月に承認を取得しています。
カプセル版・錠剤版ともに、血中に届くデュタステリドの量と速度はザガーロと差がないことが、公的な試験で確かめられています。
先発品より約16.5%小さく仕上げたカプセル

先発品ザガーロのカプセルは長径19.3mm、質量599mg。カプセルの大きさは患者さんによって感じ方が分かれます。
東和薬品のカプセル版は、添加物の配合を見直し、長径15mm・質量500mgと約16.5%小さく仕上げています。
外径だけ見ても4mm以上小さくなっており、飲み込みやすさの感じ方も変わってきます。より小さいサイズを希望する方にとっては、サイズが一段下がるだけで毎日の服用がより快適になります。
同じ効果を長期間で見たときの経済的メリット
効果と品質が同等なら、長く続けるほどジェネリックの経済的メリットは大きくなります。
先発品ザガーロは、特許期間が切れたあとも国内で継続販売されています。価格を気にしないのであれば、先発品をそのまま使い続ける選択もあります。
AGA治療は数ヶ月から数年にわたって続けるのが前提です。リブラクリニックの価格でいえば、ザガーロは1箱30カプセルで10,500円ですが、デュタステリド錠「トーワ」なら1箱30錠で5,500円。
1年続けると差額はおよそ6万円、3年続ければ約18万円もの差になります。同じ治療効果なら、無理なく続けられる金額のほうを選ぶことが、結果として治療継続の助けになります。
ザガーロとデュタステリドジェネリック全体の価格・効果・安全性の比較は、別記事でまとめています。
関連記事:ザガーロとデュタステリド錠/カプセルの違いとは?価格・効果・安全性を比較解説
錠剤版とカプセル版、どちらを選ぶかの判断軸
デュタステリド錠/カプセル「トーワ」を選ぶ際にもっとも迷うのが、錠剤版とカプセル版のどちらにするかです。両者は同じ有効成分・同じ用量で生物学的同等性が確認されているため、効き目に差はありません。
違いは「飲み込みやすさ」「持ち運びやすさ」「皮膚接触リスクへの強さ」の3点で、生活スタイルに合わせて選ぶのが現実的です。
より小さい剤形を希望する方には錠剤版
先発品ザガーロのカプセルは長径19.3mmと比較的大きく、カプセルのサイズは患者さんによって感じ方が分かれます。同じカプセル剤を続けるなかで「もう少し小さければ」と感じる方には、当院では剤形の見直しをご提案しています。
東和薬品が新たに開発した錠剤版は、錠径7.1mm・厚さ3.3mmという極めてコンパクトな錠剤です。先発品ザガーロのカプセル(長径19.3mm)と比べると、半分以下の大きさ。
錠径7mm程度はサプリメントで飲み慣れているサイズです。嚥下(飲み込み)に不安がある方や、より小さい錠剤を希望する方は、錠剤版に切り替えると毎日の服用がより快適になります。
出張やピルケース運用が多い方には錠剤版がおすすめ
薬を自宅で飲むほか、出張先や外出先へ持ち運ぶことが多い方には、錠剤版のほうが運用しやすい剤形です。錠剤はカプセルよりも湿度や物理的な圧力に強く、ピルケースに小分けして持ち歩いてもつぶれたり変形したりしにくいためです。
一方で、これまで長くカプセル剤を使ってきて、ルーティンを変えたくない方は、無理に切り替えなくて構いません。カプセル版「トーワ」に切り替えるだけでも、月々のお薬代を抑えつつ無理なく続けやすくなります。
皮膚に成分が触れないよう設計された錠剤版のフィルムコーティング
カプセル版から錠剤版へ移行するうえで、東和薬品が最も力を入れた技術的なポイントが「成分が皮膚から吸収されるのを防ぐ」設計です。
デュタステリドは皮膚からも吸収される性質があり、女性(特に妊娠中・妊娠の可能性がある方)や小児が成分に触れることは禁忌(絶対にしてはいけないこと)です。
東和薬品の錠剤版は、表面全体に高度なフィルムコーティングを施し、有効成分が指や手のひらに直接触れない仕組みになっています。
錠剤を割ったり粉砕したりすると、この安全設計が壊れて成分が外に出てしまうため、PTPシートの裏面にも「この薬を割らないこと」と明記されています。
ご家族と暮らしている方は、PTPシートのまま保管し、家族(とくに女性や小児)が薬に触れないように管理してください。妊活中・パートナーに妊娠の可能性がある方は、保管・廃棄のときも周囲への接触に気を配る必要があります。
関連記事:プロペシア(フィナステリド)の服用で奇形児が生まれる?妊活への影響について解説【医師監修】
リブラクリニックでの処方価格と受診の流れ
リブラクリニックでのデュタステリド錠/カプセル「トーワ」の処方価格は、錠剤版が1箱30錠で5,500円、カプセル版が1箱30カプセルで7,000円です。診察料は初診・再診ともに無料で、かかる費用はお薬代と配送料だけ。
錠剤版が当院でもっとも安いデュタステリド製剤になります。ここからは、当院での受診の流れと先発品・他社製ジェネリックとの価格を比べていきます。
ザガーロ・他社ジェネリックと比較した処方価格
当院では、AGA治療の選択肢として、先発品ザガーロと複数メーカーのジェネリックをそろえています。価格は以下の通りです。
| AGA治療薬 | 価格 |
|---|---|
| ザガーロカプセル0.5mg(グラクソ・スミスクライン) | ・10,500円(1箱30カプセル) ・50,000円(5箱150カプセル)※1箱あたり10,000円 |
| デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」(東和薬品) | ・5,500円(1箱30錠) ・25,000円(5箱150錠)※1箱あたり5,000円 |
| デュタステリド錠0.5mgZA「明治」(Me ファルマ) | ・6,000円(1箱30錠) ・27,500円(5箱150錠)※1箱あたり5,500円 |
| デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」(東和薬品) | ・7,000円(1箱30カプセル) ・32,500円(5箱150カプセル)※1箱あたり6,500円 |
先発品ザガーロは1箱30カプセルで10,500円、1錠あたり350円です。これに対しデュタステリド錠「トーワ」は1箱30錠で5,500円、1錠あたり約183円。先発品と比べると1錠あたりの価格はおよそ半額になります。
同じ錠剤版のジェネリックである「明治」(Meファルマ)と比べても、トーワは1箱あたり500円安く、5箱まとめ買いでは2,500円の差です。
カプセル版「トーワ」は錠剤版より1,500円高くなりますが、長くカプセル剤を使ってきた方や、ジェネリック切り替えで剤形を変えたくない方には、当院ではカプセル版「トーワ」をおすすめします。
なお、デュタステリドには肝機能障害・黄疸などの副作用が報告されています。服用中に気になる症状があれば、すみやかに当院にご相談ください。
海外製ジェネリックや個人輸入を避けるべき理由
ザガーロやデュタステリドは、オンラインで「海外製ジェネリックを安く購入できる」とうたう通販サイトもあります。こうした薬は、国内承認品と違い、安全性を確かめる仕組みがありません。
国内で承認されていない海外製医薬品には、有効成分の量にばらつきがあったり、製造管理が行き届いていなかったりするリスクが報告されています。
海外から仕入れて処方する一部のオンラインクリニックも同様で、利用者が「日本国内のクリニックで処方を受けたから問題ない」と思い込んでしまいやすい点にも注意が必要です。
もう一つ大切なポイントがあります。万が一重い副作用(肝機能障害など)が起きても、国の医薬品副作用被害救済制度を使えません。
『医薬品副作用被害救済制度』について詳しくは下記サイトをご覧ください。
参考:医薬品副作用被害救済制度 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
デュタステリドの通販リスクのくわしい解説は、別記事でまとめています。
費用を抑えつつ品質も守るなら、国内で承認された正規医薬品をクリニックで処方してもらうのがいちばん現実的です。
デュタステリド錠/カプセル「トーワ」は、厚生労働省の承認を受けた国内正規ジェネリックで、この条件にきちんと当てはまります。
スマートフォン完結のフォローと院内処方の流れ
リブラクリニックでは、目黒院・新宿院での対面診療のほかに、スマートフォンひとつで予約から診察、お薬の配送まで終えられる仕組みも整えています。
来院が難しい方や、人目を気にせず治療を続けたい方に選んでいただいている診療スタイルです。
お薬の配送時には、送り主名を「L商品センター」、品名を「サプリメント」に変えることもでき、家族や同居人に中身が伝わりにくい工夫ができます。お支払い方法はクレジットカード、銀行振込、代金引換の3種類に対応しています。
お受け取りに不便がある場合は、佐川急便またはヤマト運輸の営業所留めも選べます。配送料は別途かかりますが、お薬代が1万円以上になる場合は送料無料です。
来院をご希望の方は予約不要・保険証不要で、診察後は院内処方のため約5分でお薬を受け取れます。錠剤版・カプセル版どちらを選ぶか迷う場合は、診察時に医師にご相談ください。
生活スタイルや飲み込みやすさをうかがったうえで、剤形をご提案できます。AGA治療やデュタステリド錠/カプセル「トーワ」の処方について不明な点があれば、当院にご相談ください。
まとめ:自分に合う剤形のデュタステリド錠/カプセル「トーワ」で続けるAGA治療
デュタステリド錠/カプセル「トーワ」は、先発品ザガーロと同等の効果が試験データで確かめられている後発医薬品です。錠剤版・カプセル版の2剤形がそろっており、飲み込みやすさや持ち運びやすさに応じて選び分けられます。
リブラクリニックでは、錠剤版が1箱5,500円(5箱まとめ買いで1箱5,000円)、カプセル版が1箱7,000円(同6,500円)。長く続ける治療だからこそ、まずは1箱から試して、ご自身に合う剤形を見つけてみてください。
当院で取扱の薬品
当院では国内正規品の東和薬品株式会社のデュタステリド錠/カプセル0.5mgZA「トーワ」と、Me ファルマ株式会社のデュタステリド錠0.5mgZA「明治」を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
当院で取扱のデュタステリド錠/カプセル(ザガーロジェネリック)(東和薬品株式会社/Me ファルマ株式会社)
また、もちろん先発医薬品であるザガーロも取り扱いしており、国内正規品のグラクソ・スミスクライン株式会社のザガーロカプセルを処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。
ザガーロ(デュタステリド)の効果や副作用、服用方法と注意点を解説【医師監修】
当院では電話での問診にてオンライン診療を実施しております。来院不要でかかる費用はお薬代と送料のみですので、お気軽にご相談ください。



